監督の役割や立ち位置は
下がっていく
ものだと思っています。
原 晋
■原 晋(はら すすむ)
1967年3月8日生まれ。
広島県三原市出身。
陸上競技・マラソン現指導者。
世羅高3年時に全国高校駅伝4区2位。
中京大3年時に日本学生5000メートル3位。
1989年 中国電力陸上部に1期生で入社。
27歳で引退し、一般社員に。
2004年 青学大監督に就任。
原監督・成績
2009年 33年ぶり陸上部を
箱根駅伝出場(22位)。
2010年 箱根駅伝で8位 シード権獲得。
2012年 出雲駅伝で初優勝。
2014年 全日本大学駅伝で3位。
2015年 箱根駅伝で初の総合優勝。
2015年 出雲駅伝で3年ぶり2回目の優勝。
全日本大学駅伝で2位。
2016年 箱根駅伝で2年連続の完全優勝。
出雲駅伝で2年連続3回目の優勝。
第48回全日本大学駅伝で初優勝、
2017年 箱根駅伝で完全優勝3連覇。
「大学駅伝三冠」を達成。
2018年 箱根駅伝で4連覇。
2019年 箱根駅伝で総合2位。
2020年 箱根駅伝で5度目の総合優勝。
2022年 箱根駅伝で6度目の総合優勝。
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原監督・名言
>>>原 晋の名言集・2ページ目
私が最初に取り組んだのは、
「相談できる人」に育てることです。
強いチームをつくるうえで、
まず必要なことは、
「業界の常識を疑うこと」です。
土壌ができれば、
誰が監督になっても
強いチームで
あり続けることができます。
やる気を引き出すには
言葉が重要。
大切なのは
問題に臨む前向きな態度だ。
選手たちを、
走りたくて仕方ないという
心の状態に
持っていくことが大切です。
強いチームになるほど、
監督の役割や立ち位置は
下がっていくものだと思っています。
人は結果を
すぐに求めたがりますが、
強いチームをつくるための土壌、
つまり環境を整えるには
相応の時間が必要です。
駅伝というのは
「心の襷リレー」ですから、
一体感のないチームが
いい成績を上げることはできません。
チームと個人の
「自立」を促す指導法です。
要するに、
「どうすれば
速く走れるようになるか」
を選手たちに
考えさせて実践してもらう。
学生が『僕はこう考えます』
と言ってきたら、
正反対の意見でも、
まずは思うようにやらせてみる。
青山学院陸上競技部を
組織として挑戦する。
「戦うんだ」という、
その組織作りをしっかりすること。
「監督がいるから一生懸命練習する」
「監督がいないから練習をサボる」
「監督が辞めたら弱くなる」
こんな組織は作りたくないんです。
選手それぞれの
目標に対する意識が希薄だと、
選手は監督の指示に
従うだけになります。
私が選手を
スカウトするにあたって
基準の一つにしているのが、
「表現力が豊かな選手か」
「自分の言葉をもっている選手か」
ということ。
監督になって
最初に取りかかったのは、
部員に規則正しい生活を
させることでした。
朝5時起床、門限22時、
消灯22時15分。
駅伝は体ひとつの競技ですから、
規則正しい生活が第一。
それがベースにあってこそ、
練習を重ねて
技術を高めていけるのです。
監督としてチーム状況の
些細な変化を感じるために
必要なのは、
本気で観察することです。
日頃から
注意深くチームを見ていると、
後々大きな問題になりそうな
ちょっとした変化に
気づけるものです。
チーム内に何かが起きて
雰囲気が変わると、
部員にいつもと
違うところが現れます。
話している内容だったり、
表情や仕草だったり、
食堂で座る場所が
変わっている場合もあります。
その違いは
真剣にチームを
観察していれば、
必ず気づきます。
チームが強くなるほど、
監督の「見る仕事」は増える。
それが成長したチームの
理想形です。
その状態を維持できる
チームこそが
常勝軍団だと私は考えています。
まず思うこと。想像すること、
そこから始まると思う。
ただ漠然とボーっと
生きているだけでは、
ことは前に進まないと思います。
「自分自身がこうなりたいんだ」
という思いを、
まずは自分自身の中で
思うことです。
"覚悟"がなければ結果はでない。
小さな成功体験を
積み重ねることで自信がつき、
それがゆくゆくは
大きな成功につながる。
勝つためには
泥くさいことを
積み重ねて
いかなければならない。
しっかりと自分の軸を持って
本物を追求すれば、
いつか周りが認めてくれる。
本物だけが、勝ち続けられる。
できないという目標は
ただの妄想。
自己ベストを出したら
しっかり評価して
あげることも重要です。
レースで
1分1秒を気にするのに
私生活で1秒を無駄にするのは
おかしい。
原監督・大作戦
ワクワク大作戦(2015年)
ワクワク、
ドキドキさせるレースで、
自分も楽しみながら、
見る人を楽しませたい。
長距離のイメージが厳しい、
つらいだけでは、
他のスポーツに
選手が行ってしまう。
楽しくやりたかった。
ハッピー大作戦(2016年)
みんなのハッピー指数を上げる。
テンションを上げていく。
前回は私自身がワクワクしたが、
今度は選手、さらには皆さんを
ハッピーにさせる
レースをしたい。
サンキュー大作戦(2017年)
3連覇、3冠、
そして監督になって9度目の出場。
お世話になったみなさんに
“サンキュー”と言いたいんです。
ハーモニー大作戦(2018年)
オーケストラのような
美しいハーモニーを
奏でることが出来れば
優勝できます。
しかし、
1人でも音程を外したら
負けてしまう。
指揮者である
私の腕の見せ所です。
>>>原 晋の名言集・2ページ目
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