新しいことは生まれてこない。
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吉野 彰
■吉野 彰(よしの あきら)
1948年1月30日生まれ。
大阪府吹田市出身。
パソコンやスマートフォン、
電気自動車(EV)などの
内部に組み込まれる
「リチウムイオン2次電池」
の発明者の1人。
1970年 京都大学・工学部・石油化学科を卒業
1972年 現「旭化成」株式会社に入社
1994年 旭化成と東芝によるリチウムイオン電池事業
(株)エイ・ティーバッテリー技術開発担当部長に就任
2005年 大阪大学で論文博士にて、工学博士の学位を取得
2005年 旭化成(株)吉野研究室の室長に就任
2017年 名城大学大学院・理工学研究科の教授に就任
2019年10月 ノーベル化学賞受賞
吉野 彰・名言
ムダなことを沢山しないと
新しいことは生まれてこない。
好奇心に基づいて、
新しい現象を見つけることを
一生懸命やる。
研究開発では、私は
「ねばり強さ」「楽観的な姿勢」
「時代の流れを読む嗅覚」
の3つが必要だと考えています。
時代の流れのなかで、
世間が何を求めているのか
という匂いを感じ取る、
一種の嗅覚のようなもの。
「現在から」ではなく
「過去から」
未来を見ることです。
頭が柔らかくないといけないが、
コツコツと執着心をもって、
諦めないことも大事。
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技術というものは、
日進月歩で変わります。
しかし、次々に
便利なITツールが登場しても、
「人間の本質」というものは
そう大きく変わりません。
研究開発というものは、
そもそも失敗が多いのですから、
必要に応じて軌道修正して、
仮説と検証を繰り返す。
私は、80年代の初頭より、
「いずれ電子機器を
持ち歩く世の中がやって来る」
と確信していました。
常にお客さまが、
そして世の中が
いったい何を求めている
のかということを、
日常生活から探り出すことと、
それを達成する手段としての
技術をどうやって
繋げるかということです。
何か新しい発見はないかと
真剣に考えているときより、
ヒマでボヤッと
いろいろなことを
考えているときに、
自然と浮かんでくるんです。
私たちは現在IT社会にいます。
このIT革命は1995年から
スタートしています。
Windows95が発売された年です。
1995年の人びとが
現在の私たちのIT社会をみると、
SF映画のようにみえるでしょう。
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同じような大変革が
これから起こり、
10年、20年、50年後には、
現在の私たちには
SF映画のように見える社会に
変わっていると思います。
こういう研究を成功させる
1つの秘けつといいますか。
1つは粘り強さですね。
これは絶対必要だと思います。
いわゆる、
壁にぶつかっても
何度も何度も
耐えていくという、
そういう1つの
執着心でしょうかね。
これは絶対いるんですよね。
それだけだったら、
やっぱり疲れちゃいますんでね、
柔らかさというんでしょうか、
壁にぶつかった時に
「ああ、何とかなるわね」
という柔らかい
発想も必要だと思います。
ですから、
この2つをどう自分で
バランスを取っていくか
というのが
非常に難しいんですけども、
それが一番
重要な点だと思います。
私もこういう化学の道に
進んだきっかけになったのが、
小学校の3年生、
もしくは4年生あたりなんです。
いろんなことがありましてね。
そういったことで、
いろんなことに関心を持って、
好奇心を持って、
何でもいいから幅を広げていく。
その中で、将来自分が
こういう道に進みたいんだな
というのが
見えてくると思いますんで、
ぜひ好奇心を持って、
日々過ごしてほしいなと思います。
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