この大会だけを目指して
日々努力してきた。
私の努力がやっと
報われて良かった。
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阿部 詩
■阿部 詩（あべ うた）
2000年7月14日生まれ。
兵庫県神戸市出身。
身長：158cm、血液型：B型。
女子52㎏級、柔道家。
兄は66kg級で世界チャンピオン
となった阿部一二三。
2017年 インターハイ 個人戦 優勝
2017年 国体 5位
2017年 講道館杯 優勝
2017年 グランドスラム・東京 優勝
2018年 グランドスラム・パリ 優勝
2018年 体重別 3位
2018年 グランプリ・フフホト 優勝
2018年 インターハイ 団体戦 優勝
2022年 グランドスラム・大阪 準優勝
2020年 グランドスラム・デュッセルドルフ優勝
2021年 グランドスラム・タシケント 優勝
2021年 東京2020オリンピック女子52kg級で
金メダルを獲得
2022年 グランドスラム・東京 優勝
阿部 詩・名言
自分の柔道は
一本を獲りに行く柔道です。
五輪までは
ガッツポーズしない。
誰が相手でも
自分の技に入ることができれば
勝てる。
練習では
納得いくまでやります。
納得がいかなかったら、
一日中もやもやするので。
試合のときに
負けたくないので、
練習できつい時は
負けた時の試合を思い出して
乗り越えています。
一番覚悟を持った選手が
五輪には選ばれる。
負けたのには絶対理由がある。
"阿部一二三の妹"
それが凄く嫌だった。
1年あればもっと強くなれる。
技の上達もそうですけど、
一番は気持ちを
強く持つようにしています。
自分にも相手に対しても。
絶対に自分が強いという
気持ちを忘れずに、
それでも挑戦者という
気持ちも忘れず。
思いっきり、
周りを驚かせてやるという
強い気持ちを持って
挑んでいます。
投げられるのは嫌ですし、
何でも一番に
なりたい性格です。
負けず嫌い。
"オリンピックに出て優勝したい夢"
夢が目標に変わったんですけど
そこはブレていない。
「切磋琢磨」は
稽古の中でしか存在しません。
自分がきつくなったときに、
「あの人が頑張っているから頑張ろう」
って思う。
柔道で言う切磋琢磨というのは、
そういう存在があってこそ
成り立つ。
勝ったときの達成感や、
まわりが喜んでくれて、
応援してくれる人が
増えていったとき、
やりがいを感じる。
環境が変わる時に
人は一番成長する。
試合のとき
調子が悪い時はない。
オリンピックには
魔物がいると言われますが、
私の場合、畳に上がれば
魔物は全くいませんでした。
魔物は自分の心が
つくり出すものかもしれません。
兄はずっと先を行ってくれて、
背中を追いかけてきた。
あまり言葉を交わさなくても、
もう分かり合える部分があって。
お互い目標は同じ場所。
今さら話をしなくても、
二人とも考えてることは
一緒だと思っています。
4年間、
この大会だけを目指して
日々努力してきた。
私の努力がやっと
報われて良かった。
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